Paralympics Games: NBC and NHK Coverage・Afghan Olympic Spirit・From 9th to 2nd・Iran-Iraq War・Resilience・Had Fun・Best Collaboration

(Summary) I watched coverage of the Tokyo Paralympics on both NHK and NBC. They were culturally different. While NBC said, “She didn’t give up!”, NHK said, “I learned from her how important not giving up is!” NHK explained more about the disabilities issues and challenges that athletes face. They also used graphics and illustrations to show how the disability levels are arranged to compose teamsI selected six moments that moved me An Afghan athlete arrived late — two days after the opening — because of the difficulty of trying to leave Afghanistan during the Taliban takeoverIn the triathlon a Japanese athlete surged from 9th place to 2nd place to win the silver medalA Brazilian swimmer said that he chose to be an Olympian swimmer to be a model for young Brazilians with disabilities, who otherwise tend to become beggars or gang membersA young Japanese athlete was happy even though he finished last, because he said he heard his friends cheer and call his name while he was running — “Takeru! Takeru!” The team of blind athletes and guides had the best collaboration model to make their dreams come true・I think that Paralympics should be integrated into the Olympics. Collaboration is the best model for everybody to learn from each other and grow.

残すはあと一日。NHKとNBCのスクリーンをテレビ画面に広げて、時々ライブ同時で見ながら、本当にいろいろなことを楽しんで学ばせてもらいました。あっという間の2週間でした。ストリーミングのおかげで、テレビをあっちこっち見すぎなくらい、よく見ました。

見すぎたおかげで、ホスト側とビジター側との違いか、あるいはお互いの文化の違いからか、NHKとNBCは解説のアプローチに違いがあることに気づきました。例えば、NBCが、”She didn’t give up!” といえば、NHKが、「あきらめないことの大切を学ばせてくれました」といった、感情の入れ方の違いです。

また、NHKは、障害者レベルやゲームのルールなどを説明してくれました。バスケやラグビーなどの団体競技は、障害者レベルのチーム構成ルールをグラフィックで示してくれるなど、工夫されてましたが、NBCは、勝手に自分でグーグルしなさいということでしょうか、あのようなグラフィックの説明はありませんでした。

NHKでは、選手たちが戦争、事故、病気や生まれつきの理由で障害者となったいきさつを淡々と説明したり、種目の解説者も選手のフィジカル・チャレンジを説明するなど、プロとしての解説のレベルが印象的でした。

私が感動した場面をここで6点ほどまとめておきます。

1。アフガン・オリンピック・スピリット:突然のアメリカ軍撤退、そして武装タリバン勢力占領の最中、二日遅れで日本にたどり着いて出場したアフガニスタンの選手、フセイン・ラセリ選手に、心が打たれました。自分の陸上競技種目の予選は終わっていて、そのかわりに走り幅跳びに参加。結果は自分の思い通りではなかったけど、跳び終わった時のスマイルはホッとしているかのようでした。

2。9位から2位:トライアスロンでは、スイムで9位だった宇田選手が、サイクリングからランニングへと2位になった時、それに気づいたNHKの解説者が、「えっ、宇田が、2位ですよ!」とエクサイトした声を張り上げたのを忘れられません。私の胸が熱くなりました。

3。イラン戦争:イラン戦争で、障害者が増え、イランでは、シティング・バレーボールが人気スポーツ。シティング・バレーボール人口は5000人に及ぶとか。

4。レジリアンス:ブラジルでは、障害者は、物乞いかギャングになりがち。ブラジルの水泳選手が、私は、そういうステレオタイプを破るために、水泳選手になったと言っていました。

5。楽しかった:陸上の松本武尊くん。100メートル走り終わった時のインタビューが忘れられない。「どうでしてたか」とNHK。最下位だったにもかかわらず、ニコニコ。恥ずかしそうな笑みを浮かべながら、「楽しかったです。ちょっと、知ってる人がいて。。。。」と言って、スタジアムの応援席をニヤニヤとしながらちらっと見た。「たける、たけるという声が聞こえて、嬉しかった。」NHKレポーターが、すかさず「また、たけるという声が聞こえるように、また走りますか。」と聞くと、武尊くんは言った。「はい、また走ります!」もう、目頭がじわっときました。

6。ベスト・コラボレーション:目が不自由な選手につきそうガイド。これこそ、真のコラボレーション。食事をしたりして、お互いを知る機会を作ったりすると言っていました。ガイドは、周りを常に見て、転ばないように気をつけること。ゴールに入る時、気がついたんんですが、両方が同時にゴールインするというより、どちらかがひっばってゴールしてました。ゴール前は誰でも必死。ガイドが先に入る、選手が先に入る。でも、誰も転ばない。すごいチームワークでした。

スポーツに情熱とエネルギーを燃やすパラリンピック。選手も聴衆も、お互いに学び合うために、オリンピックといつかコラボする日を楽しみにしています。